飯田一喜 プロフィール

飯田一喜飯田一喜(いいだかずよし)  昭和27年8月生

好きな言葉
「アンテナ高く 腰は低く」   「スピードとタイミング」


飯田一喜 経歴:

昭和27年 兵庫県生まれ。昭和52年 青山学院法学部卒業後、高島屋に入社。ニューヨーク駐在員、京都店長、国際事業本部長など経て、平成7年、常務取締役に就任。平成17年美術顧問を最後に高島屋を退職。
現在は株式会社ウエルケアベッド代表取締役社長。

創業および「夢神楽」開発の経緯

 私が本製品の開発に構想したのは、ある看護師さんとの会話からでした。
 介護には様々な苦労がついて回りますが、中でも「入浴」と「排泄」は特に心身の負担が重いように見えました。もちろん介護する側も疲れますが、介護される側も楽には見えませんでした。

 その後、私自身も介護を経験し、介護業界で働く人と知り合うにつれ、多くの方が同じ問題で悩んでいることが分かりました。こうして、ますます「この問題を解決したい」と真剣に願うようになったのです。

 そのように高島屋在職中から介護関連の事業を構想しておりましたが、ある日、身に覚えのない恐喝事件に巻き込まれ、誤認逮捕されるというできごとがあり、それをきっかけに会社を退職することになりました。しかし、これを機会に、介護事業の構想を現実化しようと思い至ったのです。

 患者さんを風呂にいれるのは、家庭のみならず病院でも大変です。患者さんの喜ぶ顔を見るのは嬉しいのですが、浴槽をみんなで使うと汚れますし、とくに褥瘡のある人には、衛生面での問題もありました。

 「ベッドで寝たまま入浴」ができれば、この問題を解決できるのではないか──

 私はそう考えるに至り、浴槽付きの介護ベッドの開発を始めることにしました。
 
 「このベッドがあれば、介護の問題が解決される」
  私はそう思いながら、鉄工所に通い、様々な試作を繰り返しました。

 しかし、介護にたずさわる方がより便利に使えるようにと考えるほど、その製作と実現には困難な課題が待ち受けていたのです。
 
 「介護する人も楽で、される人も満足のいくベッドを作りたい」
  私はそう考えながらが、数々の試作品を作りました。

 世の中に提供できる製品へ仕上がるまで、10年。
 ついに、浴槽付き介護ベッド「夢神楽」が完成いたしました。

 「夢神楽」 は、私自身が「介護の時に、これさえあれば」という思いや願いを込めた製品です。ベッドの上でシャワー入浴をすることができる喜びを是非感じてください。自宅で介護をされている方、これから介護始められる方は、是非、一度「夢神楽」を体験されてみてください。
 
 家庭での老々介護も念頭にいれ、「夢神楽」では女性や力のないひとでも簡単にベッドを起こしたり、入浴をさせることができます。スイッチなどの操作も誰でも楽に扱えるよう、細部にわたり工夫されています。

 たとえ愛する家族であっても、重い負担を抱えながら介護生活を続けるのは辛いものです。「夢神楽」を使うことで、 介護者、被介護者ともに重労働から解放され、笑顔と、人間としての尊厳と、家族の温かい絆を取り戻していただけるものと確信しております。

株式会社ウェルケアベッド代表
飯田 一喜
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